どろんこ会の発達支援プログラムについて
児童発達支援事業所「発達支援つむぎ」では、障害や心身の発達に気がかりのあるお子様に、発達支援プログラムを提供しています。児童発達支援ガイドラインで求められている「保育所保育指針の『養護』のねらいと内容を理解した支援」を行うため、子どもの「やってみたい」から広がる発達の可能性を大切にし、個々の発達状態と健康面に最大限配慮をしながら、『ホンモノの経験』ができる環境作りに取り組んでいます。
どろんこの発達支援の特徴
~見通しを立てる力を育む~
やりたいことを自分で選ぶ環境を。
私たちが見据えるのは、子ども達の長い人生。学齢期になっても、絵カードや言葉がけで、気持ちの切替えや予定の見通しを教えてもらわなければ動けない子どもにはしたくない。絵カードを使う場合でも、自分で予定を決められる子どもに育てたい。自分でやりたいことを選ぶ力を身につけ、選んだことをやり遂げた満足感を積み重ねることで、「やりたいことをやるために必要な行動・切替え」を自身で判断する力を身に着けてゆきます。
〜⾒る⼒・考える⼒・運動能⼒・感覚機能を育む〜
⼦ども達の主体性を⼤切に。
⼾外でのプログラムも積極的に⾏います。
「⾒る⼒」を養う上で⼤切なのは、能動的な視覚体験。⼦ども⾃⾝がやりたいことをやってみて、体全体で経験してみることが必要。幅広い「⾒る⼒」を養うために、Doronko Personは、⾍捕りや泥遊び、⻤ごっこなど、⼦どもがやりたい⼾外遊びを通して、集中して⾒ること・遠近感・空間や位置の把握・体の動きを⾝につけられるよう関わっていきます
〜⾃⽴⼼・コミュニケーション⼒を育む〜
⽣き物の世話・畑仕事・⽥植え稲刈り
センス・オブ・ワンダーの⼀環で取り組んでいる畑仕事・⽥植え稲刈り・⽣き物の世話。感覚過敏があって⼟や泥に触れない⼦は無理やりやらせるのではなく、⽔やりを担当するなどその⼦なりの参加できる⽅法で活動に関わります。⾃分がやりたい・できる役割を担当することで「⾃⽴⼼」を養い、職員や他児との協⼒の中で共感する楽しさを経験し、適切な「コミュニケーション」や「⾔葉の発達」へとつなげていきます。さらに、⾃分の⼿で種を撒いて育て、収穫した野菜を⾃分の⼿で加⼯することで、「⾷への意欲」にもつながっていきます。また、おもちゃや絵カードではなく、⾃然の中でホンモノに触れながら、スタッフは数量・図形・⾊・⽂字への関⼼を養ってゆきます。
「発達⽀援つむぎ」の働き⽅
どろんこ会の保育は、決められたスケジュールを忠実に実⾏するという受け⾝の姿勢ではありません。「⼦どもたちに必要な経験」とはどのようなものか、保育⼠ひとりひとりが考え、保護者の皆さまに提案し、実⾏していきます。各園独⾃の企画が盛り込まれた年間計画も、そのように作成されます。
保育⼠(発達支援スタッフ)/臨床⼼理⼠/臨床発達⼼理⼠/公認⼼理師/⾔語聴覚⼠/作業療法⼠/社会福祉⼠/ 理学療法⼠/ 精神保健福祉⼠
発達に気がかりのあるお⼦さまの⽀援計画⽴案、個別指導・グループ指導の実施、⽇々の指導準備、記録の作成等をお任せします。その他、ルームの運営に関する業務、保護者様からの相談対応等も⾏っていただきます。
児童発達支援管理責任者
児童発達支援管理責任者業務をお任せします。発達に気がかりのあるお子さまのアセスメント、支援計画作成、個別指導・グループ指導の実施の他、ルーム運営に関する業務全般・保護者様からの相談対応も行っていただきます。
先輩たちの声
保育理念を見ていいなと思ったことがきっかけです。
以前の職場で、特別支援学校に通う高校生の支援に携わっていましたが、困っている時に自分からどう声をかけてよいのか分からず、止まってしまう生徒が多くいることに気づました。
そうした経験の中で、乳幼児期から自分で考えて行動し、困った時に助けを求めることができるように育てていくことが大事なのではと思うようになりました。
どろんこ会を知ったのは、転職活動中に「にんげん力。育てます。」という理念、子ども主体、子どもの「やりたい」を大切にする考えに共感したことがきっかけです。自分の考えに合っていると感じたんです。集団で行動できる、静かに座っていられるといったことを目指す発達支援の場もありますが、子ども一人ひとりに寄り添った支援もあるんだと思って入社を決めました。
遊びを通して多様な子どもたちが混ざり合う環境を、保育園と連携して創っています。
テナントビルで運営している事業所では、立地的に外遊びや自然体験を日々の活動に取り入れることが難しいのですが、系列園である近隣のどろんこ保育園へ遊びに行くことで子どもたちが自然や生き物に触れる機会を作っています。どろんこ保育園との交流企画は子ども同士の関わりが生まれるところも魅力です。園の子どもたちの遊び方を見ていて、つむぎの子どもたちが『僕も、私も』とチャレンジしたくなることがよくあります。発達支援に通う子どもたちが同年代のたくさんの子たちと交流を持つことは難しいと思われがちですが、子どもに問題があるのではなく、大事なのは環境づくり。つむぎと保育園が連携して、多様な子どもたちが一緒に遊べる環境を創りやすいというのはとても大きなメリットです。
「発達支援つむぎ」の働く環境
職員研修精度について
外部研修・園内研修だけでなく、本部による研修に加え、グループ全スタッフ対象の横断的な研修(エリア開催の保育スキル講座)を年間計100回以上開催するなど、徹底的なバックアップ体制を整えています。平成11年に保育業界で初めて保育サービスに「コンピテンシー」を導入し、保育士一人ひとりが目標をもって仕事に臨む体制を強化する他、保護者満足を徹底して追求しています。
研修制度
- 保育品質マニュアル研修
(事務研修・ケガケーススタディ研修含む/本部および施設長が主催) - コンピテンシー研修(施設長主催)
- 現場OJT研修(施設長主催)
- 新入社員研修〈本部主催〉
- 新卒・中途フォローアップ研修
スタッフサポート/運営サポート
- 全スタッフへ「制服」「保育品質マニュアル」「コンピテンシー」貸与
- 入社時オリエンテーションを開催
- 福利厚生・人事制度説明
研修制度
- 保育スキル講座(毎月/スタッフ主催)
- 園内研修(毎月/施設長主催)
- マネジメント研修〈本部主催〉
- 業務改善研修・成果報告(保育の質を上げる会議/毎月)
- コンピテンシー自己採点(毎月)
- 人権チェック(4月・10月)
- 外部研修
- デンマークインターンシップ研修(毎年)
スタッフサポート/運営サポート
- バスによる移動保育・園外保育
- バスの用意・運行ダイヤ組
- 自給自足する給食米の田んぼの用意
- 連絡帳記入・保育記録入力・保育計画入力用iPhoneの貸与
- 保育記録・保育計画のアプリ・システムのサポート
- 保育料請求業務サポート
- 労務管理・給与計算・自治体申請業務サポート
- 定期巡回内部監査実施
- 育休復帰懇親会
「どろんこで成長する」独自のプログラム
スタッフ主催のエリア勉強会“保育スキル講座”
「生きる力ある保育士になる」をメインテーマに、保育士が中心となり、スタートしたエリア勉強会。
仙台・新潟・九州・東京・横浜・埼玉・千葉など、各エリアで夜間や土日に開催しています。なんと、その開催回数は年間100回を超えるほど。1回あたりの参加者が100名を越えることもあります。自己成長のために園を超えて集う若い保育士たちのパワーが、私たちどろんこの自慢です。自分たちで必要なことを獲得しようというこの取り組みは、”受けさせられる研修“と比べたら、はるかに身になるのは当然のこと。どろんこ会で成長するかどうか?は、自分次第です。
海外で学ぶ “デンマークインターンシップ研修”
“保育士自身の生きる力向上”を目指してスタートした、バス移動保育から学ぶデンマークインターンシップ研修。毎朝、コペンハーゲン中央駅バス停に集合し、夕方、保護者が待つ同じバス停でお迎え。駅前から高速道路に乗って40分のインクルーシブ保育園で、雪の中での園庭遊び・焚き火・工具を使った工作など、保育士として2週間勤務します。毎年の社内公募に申し込み選出されたスタッフが参加します。
採用後の待遇
給与・手当 |
【月給】190,000円〜370,000円 【昇給・賞与】賞与:年2回(基本給の4.4ヵ月分) 【諸手当】・通勤手当(月上限5万円) |
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年収例 | ※東京都配属 発達支援スタッフの場合 1年目 330万円 3年目 350万円 5年目 400万円 |
休日休暇 | 休日:年間休日125日以上※2023年度は125日(有給休暇含まず) 年末年始、アニバーサリー休暇、夏季休暇(連続3日間)含む 週休2日制(祝日がある場合は、+祝日分の休み)休暇:年次有給休暇(入職日に10日付与)、慶弔休暇、育児・介護休暇等 |
待遇・福利厚生・社内制度 |
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就業場所における受動喫煙防止の取組 | 敷地内禁煙 |
勤務地・勤務時間 | 募集中の求人よりご確認ください。 →求人一覧 |